
BRING™で回収された2020年のデビュー以降、およそ23000点を販売して参りました。
対象商品
AZ-10611 (半袖ポロシャツ)AZ-9101、9130(長袖ブルゾン)
AZ-9150、9120(ワークパンツ)
AZ-9151、9121(カーゴパンツ)
また、回収実績も年々増えており、2021年も60万点をこえています。
SDGsに貢献できる循環型社会に参加いただけるお取引先様、ユーザー様が増加し、サスティナブルな社会を作ることに賛同してくれている方々が増加していることが販売数・回収数が伸びている理由と思っています。
引き続き、さらなる認知拡大と石油由来原料の使用削減に貢献していくことを目指してまいります。


近年、日本国内でも障がい者雇用数は増加しており、企業が持続的に発展するためにも障がい者を含めた多様な人が活躍できる環境作りや風土改革が重要になっていきます。
アイトスでも、さまざまな障がいのある方々に雇用の機会を幅広く提供し、障がいの有無にとらわれず、やりがいをもって働くことができる職場環境の維持に努めており、2020年12月時点で15名の方がアイトスの一員として、業務に従事しています。
“誰一人取り残さない”というSDGsの理念と推進の前提として、それぞれが貴重な戦力としてアイトスとしてなくてはならない人材になっています。
誰もが働きやすく、社員それぞれが活躍できるように職場環境の改善を引き続き続けて参ります。
従事していただいている主な業務内容
- 物流センターで商品出荷及び棚入れ作業、衣服の検品、値札付等
- 自社クリーニング工場において管理用バーコードを読み取る作業、洗濯機へ出し入れする作業等


皆様から頂いた発注書は長年FAX受信にて用紙排出していましたが、インターネット接続があればweb上で閲覧することが可能なFAX自動受信システムを2019年より順次導入を開始。
幸いなことにテレワークが必要となった大阪・東京では2020年の緊急事宣言前に導入が完了していました。 結果、コロナ禍の影響による出勤制限の掛かる中での受注業務に対応したシステムを構築することができ、勤務拠点に制限されない働く環境が整い、今後の多様化する勤務形態に対応することが可能となりました。
単純な仕分け作業にかかる時間もなくなり、インターネット接続があれば個人としても場所を選ばず業務をすることができ、共有できるデータとして保存されるので組織としても他拠点のフォローが可能になり、受注業務において全体的な業務効率化を図ることができました。
また、すべてがデータ化されることによりペーパーレス化が進み、いままでであれば1日平均900枚ほど出力していた用紙を大幅に削減することができました。
2021年は今治営業所でも導入が進み、会社全体でもさらにペーパレス化が進んでいます。
●2021年1-6月受信枚数:122,785枚
⇒紙削減を杉の木に換算すると、626.4本分の削減になっています。*A4用紙を生産するのに発生するCO2を杉の木が一年に吸収できるCO2量に換算して表しています。



アイトスでは、全国に4か所の風力、太陽光発電所を所有しています。風力、太陽光から生まれる電力はどちらも枯渇の心配がある化石燃料を節約でき、また発電時に有害物質を含む排出ガスを出さない再生可能エネルギーです。
当社の掲げている目標の中には入っていませんが、SDGs目標の「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のなかのターゲットである「再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる」に該当し、アイトスとしても微力ながらこの目標に貢献しています。
また、火力発電と比較すると大幅にCO2の排出を削減できることから、「13 気候変動に具体的な対策を」にも同時に取り組んでいます。
他にも、日本政府がうたう2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」の取組の中で重要な要素である「再生可能エネルギー」を作り出すことでカーボンニュートラルの部分でもさらなる貢献を目指しています。
当社で取り組む発電所の発電量は2020年度1年間で、2,619,223KWHとなっています。分かりやすく例えると、大阪市の5分の1の世帯が1日暮らすことができる発電量です。また、一般的な火力発電と比較した当社の発電量に対してのCO2削減量は823,746gとなります。こちらは杉の木が1年間で吸収するCO2の量の約6万本分となります。
クリーンな電気の発電、それに伴うCO2及び温室効果ガスの排出削減は日々の使用電力を減らすことから貢献できます。皆様も部屋の明かりなどをまめにオン/オフ切り替えるところから始めてみるのはいかがでしょうか?
アイトス発電所4ヵ所の総合計
年度 | 発電量 単位:KW |
CO2削減量 単位:kg |
杉の木 単位:本 |
1日の消費電力 単位:世帯 |
2020年 | 2,619,223 | 823,746 | 58,839 | 261,922 |
2019年 | 2,488,986 | 782,786 | 55,913 | 248,899 |
2018年 | 2,620,344 | 824,098 | 58,864 | 262,034 |
2017年 | 2,558,049 | 804,506 | 57,465 | 255,805 |
2016年 | 2,506,764 | 788,377 | 56,313 | 250,676 |
2015年 | 2,400,690 | 755,017 | 53,930 | 240,069 |
<CO2削減量試算>
- CO2削減量 = 電力会社平均CO2発生量 - 太陽光発電時CO2発生量
- 太陽光発電は自然エネルギーであり発電過程においてはCO2発生無しだが、太陽光発電所の製造や原材料の加工の過程でCO2が排出される。太陽光発電に切り替えてもCO2は100%削減されず差額が削減効果となる
- 電力会社の平均的な1時間当たりのCO2発生量は360g。太陽光発電時に発生するCO2は45.5gとなり、差額314.5gが削減効果となります。
- 杉の木1本は年間で14㎏のCO2を吸収するとされており、CO2累計削減量を杉の木に換算すると、4,778,531㎏÷14㎏=約341,324本分に相当します。
- 一般家庭の消費電力:1日10KWH、1ヵ月300KWH、年間3,600KWH。



日本中へ出荷業務をおこなっている東大阪商品センターは、約1000品番に及ぶ商品をする為、近隣の外部倉庫にも多くの在庫ストックをしています。そのため商品センター、外部倉庫との商品移動が毎日行われていました。現在の取組として、東大阪商品センターでのストックスペースの見直しを行い、自社倉庫に商品在庫を増やす事で、外部倉庫とのトラックの移動回数を減らし、これにより地球温暖化の一因となる「CO2排出量の削減」になっています。これは樹齢80年の木を11本増やす事と同じ効果があります。
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」にも貢献し、SDGsの貢献のみならず、脱炭素社会の実現を目指すための取り組みも目指してまいります。
毎日1便を減らすことでCO2排出量削減し、年間で杉11本分を増やすことと同じ効果です。



廃棄されてしまう服を回収し、新たな服に生まれ変わらせる「BRINGプロジェクト」にアイトスは2015年から参画し、2020年11月時点で回収累計点数約60万点になりました。
これらの回収した製品は素材毎に分別され、「ポリエステル原料の樹脂」や「再生ウール」、「バイオエタノール」へ変換させ、工場を稼働させる燃料などにも使いながら、「服から服へ」新たに生まれ変わらせているのです。
回収点数は年々増えており、2020年だけでも20万点をこえています。この循環型リサイクル「BRINGプロジェクト」の取り組みが、お取引先様、ユーザー様へ認知されアイトスの目標であるSDGs No.17「パートナーシップで目標を達成しよう」の取り組みとして、サスティナブルな社会を作ることに賛同してくれている方々が増えていると感じています。
「BRING」の取り組みに参加していただくとSDGsの7つの項目に貢献する事ができます。
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『もったいない』という気持ちの醸成や、町をきれいにするという気持ちの醸成は教科書には表すことができない質の高い社会教育です | ![]() |
新たに再資源化された製品は地下資源を使用しないことから、CO2削減に貢献できるこれは温暖化防止の具体的なアクションとなる |
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エネルギーの有効利用という面でも効果があります | ![]() |
地下資源の争奪戦が戦争の引き金になっていると考えれば地下資源を使用しないことで世界平和に貢献できる |
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ポリエステルの質の高い再資源化の技術、廃ポリの回収インフラは静脈物流の革新となる可能性があります | ![]() |
この取り組みはまさに、環境省、民間企業が中心になって動き、横の連携を保ち、消費者(国民)を巻き込んでいく活動です |
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ポリエステルの再資源化は企業にとっての責任であり、製品を購入したお客様にとって使い終わった後の責任 |
アイトスは皆さまと一緒に「持続可能な世の中」を創り上げる活動を推進しております。
是非、共に「BRING」を活用し、「with AITOZ」「with BRING」で素晴らしい未来を作っていきましょう。

世界では年間約9200万トン、日本国内では約170万トンもの衣料品が捨てられ、約80%が焼却や埋め立て処分されています。
日本国内で捨てられている着数にするとおよそ28億着で、1人の日本人が1年で20着以上の服を捨てている計算になります。
この量は単純に1人の日本人が1年で10枚以上の服を捨てている計算になります。
石油を原料としたポリエステル素材が、多くの服には使われており、服を捨てるということは 限りある石油資源を捨てている事と同じになります。
アイトスはアパレルメーカーとしてのSDGs No.12「つくる責任 つかう責任」に貢献するため、 捨てられてしまう服を回収し、新たな服に生まれ変わらせる「BRINGプロジェクト」に2016年から取り組んでいます。
BRINGプロジェクト詳細
「BRING」は回収した服を原料にまでリサイクルし、再び糸・生地・服をつくります。
限りある石油資源であるポリエステルを減らすことや使うことをやめるのではなく、いま地上にある資源を循環させる画期的なシステムです。
そして、ついに2020年、回収して再生されたサスティナブルなポリエステル素材を使用した商品がデビューしました。
BRINGのテクノロジーは再生されたポリエステルでも何度もリサイクルが可能な仕組みです。
BRINGで回収した服を新たな服を、新しい服にする。そして、また回収して新しい服にする。
資源の無駄使いを減らし、循環型の物作りの体制をアイトスはBRINGプロジェクトと共に地球環境への対応を進めています。
関連会社を含めた「アイトスグループ」で働く全ての従業員が働きがいを感じ、成長しながら活躍できる職場を目指します。
① 年齢、性別、国籍などにとらわれず、人材の多様化を進めながら働き方改革と成長を目指します。
- 将来の幹部社員を育てるため、リーダーを育成します。
- 女性のパワーや発想を具現化する「AITOZ WOMEN'S PROJECT(AWP)を推し進め、女性が活躍できる企業を目指します。
- 関係各国の人材を採用し、価値観を共有し、多様な社員の様々な知恵とパワーを集約して製品に活かせるもの作りを目指します。
② 従業員一人ひとりが成長できる企業を目指します。
- 社内・社外研修を積極的に奨励し、個人の成長が企業の成長につながることを実践します。
- 業務の効率化で業務時間の短縮を進め、新たな領域の挑戦に取り組みます。
- 年に一度、全社員が一堂に集まる機会(社員大会)を設け、成果の喜びと団結力の重要性を共有できる場を設けます。
③ 働くすべての人が幸せになれる職場を目指します。
- 組織の枠にとらわれず、グループ会社全体でより快適な職場環境をつくります。
- 健康がすべての基本と考え、従業員の心と身体の健康に力を注ぎます。
- 部門間の垣根を取り払い、互いの意見を尊重しながら協力できる環境をつくります。
適切な資材の発注と、無駄な製品の造り込みの削減に取り組みます。資材の有効利用やリサイクルに積極的に取組み、業務に関わる無駄の削減にも取り組みます。
① 無理や無駄の無い資源の活用と、ものづくりを推進します。
- 受注管理や生産管理の精度を高め、過剰在庫の防止に取り組みます。
- 資材や副資材、製品の包装の簡素化を推進し、無駄を削減します。
- AIの導入や既存システムの改良・拡大を図り、業務の効率化により無駄の削減に取り組みます。
② リサイクルを活用し、資源の再利用を推進します。
- BRINGの利用を推進し、循環型社会への貢献に取り組みます。
- エコ素材を積極的に採用し、環境に配慮した製品の拡大に取り組みます。
- 環境に配慮した省エネ物品の購入を推進します。
③ 地球環境に配慮した業務改善や、商品開発を推進します。
- 新しい視点で、従来品の延長ではない新しい商品開発に挑戦します。
- 省資源、オーガニック素材を採用した製品の開発やプロジェクトに積極的に取り組みます。
- 環境改善活動を目的とした業務改善を行い、社会貢献に取り組みます。
※ BRINGとは、役目を終えた繊維製品を地球資源にリサイクルするシステムです。
お取引様と信頼関係を築けるパートナーを目指します。
① すべてのお取引様と「共存共栄」を図り、共に成長できる関係を目指します。
- 成長に資する情報を発信・共有し、互いの向上を目指します。
- お客様(使用者)の意見を収集・共有し、より良い製品に反映できる関係を目指します。
- お取引様に有用な情報(おおきに通信や業種分析情報など)の発信に努め、業界の発展に寄与します。
② メーカーとしての自覚を持ち、お取引様との優良な関係の構築を目指します。
- 収集した業種別の情報をお取引先と共有し、着用現場にマッチした使いやすい商品開発に取り組みます。
- 国内・外をとわず、安全・衛生や異業種の展示会に積極的に参加して信頼される企業を目指します。
- 「働く現場」に最新技術に基づいたスポーツテイストを提案し、業界での新ジャンル拡大を目指します。
③ パートナーと価値観を共有しながら、互いの発展を目指します。
- 業界をリードし、お取引先にSDGsの有用性と普及に努めます。
- 提供するユニフォームを通じて、その企業の価値観を高められるような提案を推進します。
- 業界の将来がどうあるべきかを常に探求し、お取引先様と共に業界の発展を目指します。
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